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★ アフリカ村体験 ★

現地語学訓練期間中に現地体験訓練として、ファティック州の村に滞在し、農村の生活を体験する機会がありました。


村全景
私が滞在した村。
植物で作った囲いの中に、数家族が暮らしている。
気温は40度を超え、常に吹く風が“熱い”。
サハラ砂漠からの風と砂で太陽はかすみ、青空は見られなかった。


caze
「カーズ」=家。
セネガルの伝統的な家屋。屋根は日本の藁葺きに共通したような造り、壁は屋根と同じ素材か、砂を固めたもの。


井戸
牛の向こうに見えるのがこの村の井戸。
つるべは無く、8mの深さからバケツを引き上げる。野菜栽培に挑戦している畑に水をやるが、あっという間に水は沁みこんでしまう。環境の過酷さを感じた。


水浴び場
この村の水浴び場兼トイレ(小)
女性が井戸から運んだ水は、飲料水・食事・洗濯・水浴びと、大活躍。
水浴びをした直後だけ、気持ちのいい涼しさを感じることが出来る。そして、水の貴重さを実感した。

現地体験訓練(村体験)について感じたこと。
目的
電気・水道の無い村の家庭にホームステイし、セネガルの地方村の生活・文化を身をもって体験する。

体験報告
村に到着して最初にしたことは、村の方々全員と挨拶を交わすことだった。一人一人と「名前はなんだ」、「調子はどうだ」、「どこから来たんだ」、「いつまで居るんだ」、すぐ隣に居る人は、聞こえているはずなのに、みんな同じようなことを尋ねてくる。これがこの国の挨拶なんだと実感した。
また、この村はセレール語を使用していた。特に年配の方は他の言語を話さないのか、セレール語を全く知らない私に対して、一生懸命教えようとしてくれた。また、フランス語を話せる若者が、通訳してくれた。
多くの村人が、日本についての質問をたくさん投げかけてきた。若者の中には空手を習っている人も数人居た。もっと語学力があれば、いろいろ日本のことを紹介できるのにと、悔しい思いをした。
井戸の水汲みをしたことは、初めてでもあり、とても貴重な体験だった。村から井戸までの距離は100mくらいだった。井戸の深さは水面まで8m、水深5mくらいだと説明してくれた。とにかく、水の貴重さを実感した。水を運ぶのは女性の仕事らしく、少女から年配の方まで、頭に大きなバケツを載せて、一日に何往復もするらしかった。その水で、料理や水浴びをするわけだが、水浴びという普段はあたりまえの行為が、とても貴重であり、神聖なもののような気がした。
そして改めて感じたことは、月が想像以上に明かるいことだった。周りを荒野に囲まれ、電気の無いこの村が夜になったら本当の暗闇がやってくると覚悟をしていたが、歩くことはもちろん、本くらい読めるくらいの明るさだった。
その月明かりの下で、村人は夜半過ぎまで語り合っていた。何を喋っているかは解からなかったが、きっと夕飯の事でも話していたのだろうか、みんな楽しげだった。
今回の訓練は本当に様々なことが新鮮であり、考えさせられることも沢山あった。これをセネガル任期中の最初に体験出来たことは、とても貴重であり、今後の活動においても、とてもいい判断材料となってくれるであろう。

まとめ
私がこの村に滞在していたのはほんの短い期間であったが、きっと過去何十年間もずっと同じような時間が流れていたんだと思う。これから何年後、何十年後、この村はどう変わるのだろうか、そもそも変わるのだろうか。私達青年海外協力隊は、この国の発展のために少しでも役に立つことが出来れば、という目的があるはずだが、発展ということを、本当に目的にしてもいいのだろうか。しかし村人はそれを望んでいるはずだ。例えば井戸の水汲み、水運びはとてつもない重労働だ。いままで、それを一度もしなくても済む環境で暮らしてきた私が、この村が発展するべきなのだろうかという疑問をもつこと自体、許されないのかもしれない。
子供達がとてもなついてくれたことが嬉しかった。とてもたくさん居たので全員の名前は覚えられなかったが、任期中にまたこの村を訪れたいと思う。






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