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★ 衛生医療がいど ★

アフリカだ!衛生状態など心配なことも多いはず。
どんな病気があるのか、病気になったらどうするのか。病院はあるの?

★まず★
水の違いや食事の違いなどにより、生活に慣れるまでは体調を崩す人も少なくない。
短期の旅行の場合、具合を悪くして寝込んではもったいないと思う。対策としては、水をこまめに飲むことと、慣れないセネガル料理をばくばく食べ過ぎないように。。(←食べろ食べろと勧められるので多分食べ過ぎてしまうでしょう)

★衛生環境★
町や村、とにかくいたる所にゴミが散乱している。散乱しているだけならまだよいが、山積みになっている。生ゴミからプラスチック類、動物の死骸や医療廃棄物まで。
そんな中を空き瓶や空き缶を拾うために子供たちがうろうろし、食用の羊もゴミをあさってもぐもぐやっている。すぐ横に畑や塩の採取場があったりもする。
要するに、どう見ても衛生環境が良いとはいえない。
特に雨季になると、街角のゴミ溜めになっているような所などに淀んだ水たまりができ、異臭を放っていたり、市場などにもハエ等が大発生するなど。病院の患者数の最も多い時期でもある。

★ゴミはどこへ?★
ほとんどの人が、容赦なくゴミを捨ててしまう。「ポイ捨て」なんて生易しいものではなく、大きなたらいでドサーっとそこいらにぶちまけてしまう。
車に乗っていても、ポンポンぽんぽん窓から放り捨てる。
広い荒野に少ない人数が暮らしていた時代はそれでも良かったかもしれないが、町への人口の集中や、輸入製品の氾濫によるゴミの多様化など、日本の問題と同様の現象が起きている。
しかも、セネガルにはゴミ処理場はまだない。人口100万人を越す首都ダカールでさえ、ある地区をゴミ集積場と決め、野焼きをしている状況である。分別収集はせず全てのゴミがいっしょこたである。

★環境改善★
ゴミ処理場などの高度な施設はすぐには望めないかもしれないが、セネガル人の中にも、そこいらに捨てるのは良くないと思っている人も居るので、地域で日を決めて清掃をしたり、ゴミ捨て場をきちんと決めたりなどの行動は始まっている。
多くの協力隊員も環境改善に取り組んでいるが、なかなか簡単にはいかない。でも「ゴミはゴミ箱に」「日本人だけでもポイ捨てをやめようじゃないか」と、できることから地道に進めていくしかないと思う。


★風土病★
セネガルで流行している風土病は、マラリアとアメーバ赤痢であろう。どちらも疲れがたまっているときなど、体調のすぐれないときに発症するらしく、高熱と下痢で苦しむそうである。
また「アポロ病」と呼ばれる血膜炎に似た病気も発生している。

★マラリア★
マラリアには症状の軽い良性マラリアと、重い熱帯熱(悪性)マラリアがあが、セネガルではほとんど後者である。
ハマダラカ(蚊)に刺される時にマラリア原虫が体内に侵入し、1週間後に発熱、頭痛、寒気、腹痛、だるさ、吐き気、筋肉痛などが始まる。そして原虫が脳で大量に繁殖し、資料が困難となるため、早く治療を開始しなければならない。
発熱は37~40℃まで個人差が大きいという特徴がある。発熱はマラリアに限ったことではないが、ここではまずマラリアを疑い血液検査を行う。
治療は抗マラリア剤を飲むか、注射をする。妊娠女性は使用できない薬があるので注意。
予防は、抗マラリア剤(サバリンなど)を服用。ただし日本では入手困難。
また、薬も万全ではないので、蚊に刺されないことが基本。
(大使館資料より)

★デング熱(dengue)★
デング熱は、現在世界の熱帯・亜熱帯地域のほぼ全域にみられており、デングウイ ルスによって引き起こされる感染症である。
世界で年間約1億人がデング熱を発症していると言われている。

感染源 : デングウイルスを保有している蚊(主たる媒介蚊はネッタイシマカだが、ヒ トスジシマカも媒介しうる)に吸血されることにより感染する。
ウイルスは、蚊→ヒト→蚊の感染サイクルで維持される。デングウイルスが生体に感 染した後、増殖し発症にいたる過程についてはよく解明されていない。
症状 : 3~14日、通常4~7日の潜伏期(蚊に刺されてからウイルスが体内で増える までの期間)を経て、突然の発熱ではじまる。熱は、38~40℃程度で5~7日 間持続し、激しい頭痛、筋肉痛、発疹を伴う。この発疹は風疹と同じような小さな紅 斑で、痒みや痛みはない。
診断 : 症状および血液検査の結果で診断する。デング熱の検査の結果判明までには 2週間必要である。
治療 : 対症療法だけで、特効薬は無い。発熱に対して解熱剤の投与、食事・ 水分が取れない場合には点滴を行う。 
予防 : 予防接種も、マラリアに対するクロロキンなどのような予防薬は無い。また、デングウイルスを保有している蚊は、昼夜問わず活動しているので、蚊に刺されないようにすることが唯一の予防法。
1.長袖・長ズボンを着用し、肌の露出を少なくする。
2.昆虫忌避剤(虫除けスプレー)を塗布する。
3.蚊取り線香および蚊帳の使用、網戸の設置を行う。
4.蚊の発生源となる水たまりや草むらをなくす。
5.貯水用の容器には必ず蓋をつける。
6.帰宅したらすぐに体を洗う、屋外でのアルコール摂取はなるべく避ける。
7.食事をきちんと食べて、休養を十分にとる。疲れた時は早めに横になる、または思い切って仕事を休む。
※ 頭痛・発熱といったマラリアと同様の症状がみられることから、体調不良時には 出来るだけ早期に医療機関を受診し検査・治療を受けることが重要。
(JICAセネガル事務所 保健だより 2003/10/27)

★アポロ病(出血性結膜炎)(conjoctivite hemorragigue)★
1969年の夏、アポロ11号が月に着陸した時期に一致し、ガーナで発生、西アフリカ全 土に流行したことからこの名前がある。12月~2月のハルマタンの時期に流行するこ とが多い。

症状 : 初期=眼の痛み・異賦エ・流涙・1~2日以内に結膜下に出血(充血)。 極期=眼瞼浮腫・結膜の充血
予防 : この病気は、ヒトからヒトへ伝染する。すなわち、結膜炎のヒトが身近にいたら、手洗いを励行し、物品の共有は避ける。汚い手で眼を触らない、こすらない。1~2週間で軽快することが多い。
治療 : 抗生物質入りの点眼薬を使用する。(必ず眼科受診の上、処方してもらうこと!)
(JICAセネガル事務所 保健だより 2003/09/29)

★コレラ★
隣国マリでコレラが流行!
2003年の雨期は例年に比して雨量が多く、セネガル以外の国でも衛生面で様々な問題が出ています。
2003年12月12 日、マリ保健省はクリコロ、セグー、モプティ、トンブクトゥー、シカソ地域および首都バマコにおいて106名の死亡患者を含む1,216名のコレラ患者発生を報告しました。この現状に対して、国境なき医師団と国境なき薬剤師団は、技術支援と医薬品供給を行っており、WHOの世界コレラ対策チームは保健省と協力し、対策チームとコレラ対策のキットを送付しています。
コレラは、世界に広く分布する細菌性の感染症であり、コレラ菌に汚染された水・氷・食品などを摂取することにより感染します。症状としては、1~5日、通常1~3日の潜伏期間の後、下痢や嘔吐(おうと)などが起こります。現在マリ国で流行しているのはエルトールコレラと呼ばれるもので、症状は比較的軽く、軟便程度から水様便まで幅広い下痢が主です。嘔吐を伴うこともありますが、腹痛や発熱を伴うことはほとんどありません。予防方法としては、生水・氷・生の魚介類(刺身・エビなど)は避けること。ジュースなどに入れてある氷や氷の上に飾られていたカットフルーツで感染した例やプールの水を誤って飲んで感染した例も報告されています。不衛生な食品・生の食品などを避けることがまず重要なことですが、無理な旅行日程などによって体調を崩すことがないよう心がけることも大切です。人間の移動の多い季節でもありますので、皆さんも飲料水や食べ物の衛生に気を付けて過ごしてください。
(JICAセネガル事務所 保健だより 2003/12/22)

★医療機関★
首都には多くの病院や診療所などの医療機関があるが、概して日本の病院レベルの衛星管理ができているとはいえない。病室にハエが飛び回り床に虫が這っていることもある。
一般的に、地方に行くにつれ設備は悪くなる。

主な医療機関の連絡先 ( 国番号 221 )
CLINIQUEカップ 821-5643
SOS-Medicine 889-1515
BIO 24 889-5151
Principale 823-2741
Dr.DJONEIDI 825-7503
Dr.RAHIMI 821-0409
警察 17
消防 18
JICA事務所 823-0022
日本大使館 849-5500
JICA東京 0081-35352-5443
KDD日本語対応 0057

★協力隊員に対する医療サポート★
隊員が具合が悪くなった場合、まずJICA事務所に常駐している医療派遣員に連絡をし、症状などを告げ、首都に上京して医療機関で検査を受けるか、自宅で様子をみるかを相談する。
上京が決まった場合、最速の手段で上京する。(例えばタクシーの貸切や救急車の手配など)
JICAと提携している複数の医療機関、医師が居るので、入院するか隊員連絡所(隊員の宿泊施設)の療養室に往診に来てもらう。症状の軽い場合は、自分で医療機関を訪ねる。
隊員が入院をする病院はホテル並みの施設(食事、テレビ、エアコン)である。ちなみに、食事が豪華すぎて「病気じゃない時に来たい」との意見が多い。。
機材が無くてできない精密検査を受ける場合や、より事態が深刻な場合はフランス、もしくは日本まで移送される。

★情報収集★
最近コレラが流行しているとか。公的機関できちんと情報収集をしよう。
→ 外務省海外安全ホームページ

★忘れられない出来事★
セネガルのファナイという町で野菜隊員として活動していたYN君が2003年2月、マラリア合併症により亡くなりました。21歳でした。

「旅するがいど」 → ファナイ



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